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仮想通貨マイニングのビットメイン、米テキサス州で50MWマイニングファーム建設

将来は同地で世界最大の300MWまで拡大する計画も

(Image: Shutterstock.com)

世界最大の仮想通貨マイニング企業ビットメイン(Bitmain、比特大陸)は10月21日、米テキサス州ロックデールで50メガワット級のマイニングファーム建設を始めたと発表した。

ビットメインのロックデールプロジェクトの指揮を執るクリントン・ブラウン(Clinton Brown)氏は「ビットメインのグローバル拡大計画にとって重要な施設を立ち上げることに興奮しています。仮想通貨マイニング産業の成長にとって、安定し、効率的なテキサスの電力資源は、欠かせない基礎です」と述べた。

また、ロックデールのジョン・キング(John King)市長は、「ビットメインは、テキサス州ロックデールで新しい産業プロジェクトを進める上で、新しい未来を見せてくれるでしょう」と語った。

ビットメインは2018年、ロックデールのアルミ企業が所有する敷地で25メガワットのマイニングファームの建設に着手。その後、仮想通貨市場の暴落と、それに伴うマイニング産業縮小で、プロジェクトは紆余曲折したが、2019年に入って相場が急回復したことからビットメインの業績も急速に改善している。今回の50メガワットのマイニングファームと合わせて、将来的には同地のマイニングファームを世界最大の300メガワットに拡大する計画。

ビットメインは2018年に香港での新規株式公開(IPO)を目指したが、審査の期限切れでとん挫。現在は米国での上場準備中と伝えられている。