仮想通貨(暗号資産)ニュース

ブロックチェーン活用の人材マッチング「職歴BANK」をSKILLが提供開始

エン・ジャパン、マイクロソフトと共同運用の独自基盤活用サービス第1弾

HashHubに入居するSKILL社は11月11日、人材マッチングサービス「職歴BANK」の提供を開始した。同社がエン・ジャパン、日本マイクロソフトと共に取り組むコンソーシアム型ブロックチェーンを活用しており、職歴情報の信頼性と価値を向上するという。第三者による職歴情報の正しさを保証する機能を有しており、企業側の採用コスト削減、利用者側にはポイント還元という特長があるとのこと。

職歴BANKは、利⽤者のアカウント、職歴情報、リファレンス情報の真正性の検証にブロックチェーンを活用し、改ざんされていないことを保証する。リファレンス情報は、利用者が自己申告した情報に対して、第三者によって正しさの証明が行われた情報だ。プロジェクト単位でリファレンスを取得するため、職歴管理ツールとしても利用できる。

従来、採用候補者のリファレンスチェックは企業が負担していた。職歴BANKが機能として提供することで、採用コストの削減とミスマッチの防止につながるという。企業は採用候補者のリファレンススコアに基づいてオファーを行うことが可能となる。ユーザーはオファーを受けるごとに、リファレンスの状況に応じて独自ポイントが付与され、獲得ポイントはAmazonギフト券に交換できるという。

サービスの活用イメージ(職歴BANK 公式サイトより引用)

SKILL、エン・ジャパン、日本マイクロソフトの3社は7月からHR(人的資源)分野でのブロックチェーン活用・実用化に向け共同研究を行っている。職歴BANKは、3社が共同で運用するコンソーシアム型ブロックチェーンを活用した最初のサービスとして提供される。同基盤を活用して、エン・ジャパンから人材の採用・教育・評価に焦点を当てたサービスの提供も計画されている。