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アリババのジャック・マー前会長、世界は「デジタル国家」と「非デジタル国家」に分かれていく

「ブロックチェーンは信用問題を解決する技術」

(Image: Shutterstock.com)

アリババの創業者で前会長のジャック・マー氏は11月7日、ウクライナのハリコフ国立大学で講演し、世界が今後「デジタル国家」と「非デジタル国家」に分かれる中でブロックチェーンの重要性は一層高まるとの考えを示した。

マー氏は、「過去1世紀、国家は先進国と発展途上国に区分されていた。将来はデジタル国家と非デジタルの線引きになるだろう。IT技術と産業革命の恩恵を受けた一部の国家が豊かになり、その他の多くの国家は貧しいままだ」と述べた。

学生たちには、「若者はデジタル化の技術を利用できるようになることが成功への道であり、技術を身に着けられなければ何かと苦労するだろう。望もうと望まざると、全ての人がデジタル技術と向かい合わなければならない時代だ」と語りかけた。

ブロックチェーン技術について、マー氏は「ブロックチェーンはプライバシーやセキュリティーの問題を解決できる。将来はもっと多くの問題を解決できるだろう。中国はこの技術開発に長く取り組んでいる」と語った。

マー氏は2018年5月、「今後20年、社会はロボットAI、IoT、ブロックチェーンという三大技術に取り組まなければならない」「ビットコインはバブルだが、ブロックチェーンはバブルでも金鉱でもない。一夜にして富をもたらしてくれるものではなく、信用問題を解決する技術である」と発言しており、ブロックチェーン技術の重要性を一貫して唱え続けて来た。発言をしている。