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JVCEA、新規取扱銘柄にステラルーメンを追加。団体設立後初

分散型取引所StellarXの存在や十分な分散性を評価

(Image: Shutterstock.com)

仮想通貨交換業協会(JVCEA)は11月12日、会員の新規取り扱い銘柄として仮想通貨ステラルーメン(Stellar Lumens)を追加したことを発表した。ティッカーコードはXLMで、略称はステラとなる。同日より、JVCEA加盟の仮想通貨交換所Coincheckがステラルーメンの取り扱いを開始している。JVCEAがまとめる「取扱仮想通貨及び仮想通貨概要説明書」にも、11月6日付けで追加され、技術の仕様やエコシステムの状況が記されている。

JVCEAはステラルーメンの付加価値として、分散型取引所(DEX)としてStellarXが3年にわたって安定して提供されていることを挙げた。また、評価時点で141のノードによって分散型で運用され、ノードの所在が確認可能であり、十分に分散化しているとして、信用力があることを説明した。新規取扱銘柄の追加は、JVCEAの設立後初めてである。

ステラルーメンは、Stellar社が開発するパブリック型ブロックチェーンStellar Ledger上で発行される仮想通貨。元Ripple(リップル)の開発者らが中心となって作られ、2014年7月31日に公開。同年9月12日よりステラ開発財団(Stellar Development Foundation)を発行主体とし発行を開始した。

ステラルーメンの基本的な仕様はリップルと似ている点が多く、Bitcoinよりも処理が高速で手数料が安価である。一般人、中小企業、中小金融機関の間で直接的に資金を移動可能なプラットフォームとして設計され、IBMが開発中の海外送金ネットワークにも利用される予定だ。11月12日より、国内仮想通貨交換所として初めて、Coincheckが取り扱いを開始した。