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マネーグラム、米国メキシコ間送金の10%にリップルの技術を導入済み

仮想通貨XRP利用の海外送金技術ODLを年内4経路に追加の予定

(Image: Shutterstock.com)

米リップルは11月8日、グローバル展開をする送金会社MoneyGram(マネーグラム)が同社の仮想通貨XRPを活用する国際送金システムODL(On-Demand Liquidity、旧xRapid)の導入状況を発表した。MoneyGramは、すでに米国とメキシコ間の取引量の10%をODLにて処理していることを、シンガポールで開催したカンファレンス「Swell 2019」にて明らかにした。

MoneyGramの会長兼CEOのアレックス・ホームズ(Alex Holmes)氏は、カンファレンスにて、年内にさらにODLの活用を4つの送金経路に拡大する計画を発表した。ホームズ氏は、「現況では、政治的であろうと経済的であろうと、常にお金は流動的であり、あらゆる産業が偏在し、顧客が望むものを理解しなければならない」と述べ、送金業界の課題解決の重要性について語った。

業界プレーヤーは、透明かつ低コストで瞬時に海外送金ができる仕組みを要求する消費者に応えるために、テクノロジーを活用してサービスを変革する必要があるという。MoneyGramは、新技術を実験し、サービスとして提供できるようイノベーションラボを開設したとも明かしている。