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SBI出資の仮想通貨監視システム、XRPで4億ドルの違法送金を特定

全トランザクションの0.2%に相当。大半は正当なものと判明

(Image: Shutterstock.com)

SBIグループが出資する英国の暗号資産リスク管理会社Elliptic(エリプティック)は11月20日、同社の「Ellipticプラットフォーム」が新たに米リップル(Ripple)の仮想通貨XRPのトランザクションを監視サポートすると発表した。ツールを利用することで金融機関等は、XRPトランザクションにおける犯罪行動および犯罪組織へのリンクを識別することができるようになる。

XRPトランザクションの可視化、リリースより引用

今回、仮想通貨XRPに対応した結果、Ellipticプラットフォームが特定した違法行為は4億ドル(435億円相当)にものぼるという。ただし、これはXRPトランザクションにおける全体の0.2%未満であり、その大半が正当なものであることがわかったと、同社は報告している。

Ellipticプラットフォームはトランザクションを可視化、違法行為を発見しやすくし、ブロックチェーンの洞察と分析を行う。リスクの高いトランザクションを発見し、クライアントに警告する。すでにBitcoin(BTC)、Ethereum(ETH)、Litecoin(LTC)、Tether(USDT)などをサポートしている。Ripple(XRP)が加わることで、すべての仮想通貨の時価総額において85%以上をサポートするという。