仮想通貨(暗号資産)ニュース

仮想通貨マネロン対策の専門会社Elliptic、ウェルズ・ファーゴから5.5億円調達

SBIなども出資するシリーズB調達総額は30億円を突破

(Image: Pamela Brick / Shutterstock.com)

ブロックチェーンのマネーロンダリング対策(AML)に取り組む米国企業Ellipticは2月13日、資産額で米国第3位の銀行であるウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)の投資部門から500万ドル(5億5000万円相当)の出資を受けることを発表した。シリーズBラウンドの資金調達の一環であり、調達総額は2800万ドル(30億円相当)となった。

Ellipticには、SBIグループやサンタンデール銀行など、世界有数の金融機関がそれぞれの投資部門を通じて出資している(関連記事)。ウェルズ・ファーゴは、傘下の投資会社Wells Fargo Strategic Capitalを通じて今回の出資を行う。

同社はAML事業に特化した会社として、2013年に設立。仮想通貨(暗号資産)分野における取引および取引に関連するアドレスのリスクを0点から10点の11段階でスコアリング表示をするサービスを提供している。2019年11月には、仮想通貨XRPのトランザクションを監視し違法行為を特定。その成果を発表していた。