仮想通貨(暗号資産)ニュース

クリプトリンク、仮想通貨投資の損益シミュレーションを提供開始

確定申告や決算に向けた検討が可能

損益シミュレーション機能。プレスリリースより引用、以下同

仮想通貨の収支計算・管理ツールを開発するクリプトリンクは12月6日、仮想通貨投資の損益シミュレーション機能の提供を開始した。同社の仮想通貨の管理・収支計算システム「CryptoLinC」に、今年度の仮想通貨(暗号資産)による投資収益の見込みやトレード戦略の検討に利用できる、損益シミュレーション機能を追加した。

同機能は、仮想通貨交換所より提供される取引データをもとに、通貨ごとの損益を計算する。保有する仮想通貨を売買した場合の損益の推移をシミュレーションし、算出することができる。年末や決算に向けて保有する仮想通貨をどれくらい売却すれば損失を減らすことができるか、あるいは利益を減らして今年度の納税額を減らすことができるかなど、トレードの検討に利用することができる。

損益シミュレーション機能は「CryptoLinC」にログイン後、上部メニューの「収支計算」を選択することで利用可能となる。自身が利用する仮想通貨交換所提供の取引データをアップロードし、現時点の収支計算を行う。「損益シミュレーションを行う」を実行することで、通貨毎の 「収支計算結果」「残高」「計算レート」「時価評価損益」などのデータを算出する。収支算出結果は、移動平均法か総平均法により表示が異なるという。

また、必要に応じて「計算レート」と「売却数」を変更することで、売却した場合の損益シミュレーション結果を求めることができる。「計算レート」の初期値には、CryptoLinC が独自に保持するレート情報をもとに算出する。算出結果はPDFファイルとして出力、保存も可能。シミュレーション結果を参照することで、今後のトレード戦略や税金対策の検討をおこなうことができる。

損益シミュレーション結果例