仮想通貨(暗号資産)ニュース

イーサリアム、ハードフォーク完了。次回1月のカウントダウンも開始

ほとんどの仮想通貨交換所がETHの入出金を再開

稼働中のノードの「イスタンブール」への対応状況(ethernodes.orgより引用、以下同)

Ethereumは12月8日、ハードフォーク「イスタンブール」を完了した。Ethereumのネットワーク状況を集計するethernodes.orgによると、12月9日13時時点でネットワーク上のノードの96.4%が同バージョンに対応済みだ。同ハードフォークに伴いETHの入出金を一時停止した国内の仮想通貨交換所も、ほとんどがサービスを再開している。

Ethereumは2020年初頭の第920万ブロックでもハードフォーク「ミューア・グレイシャー」を計画し、ディフィカルティボムによるブロック生成難易度の増加を抑える。最新版のノード運用ソフトウェア(Geth1.9.9、 Parity2.5.11以降など)は、同ハードフォークへの対応版を公開している。eternodes.orgでもカウントダウンがスタートしており、12月9日13時時点で20.3%のノードが対応済みだ。

稼働中のノードの「ミューア・グレイシャー」への対応状況

なお、etherscanやethernodesなどが示すハードフォーク予定日は、ディフィカルティボムによるブロック生成の鈍化を考慮せず、直近のブロック生成時間のみで予定日を割り出している。実際のハードフォーク実施日時は表記より遅くなる。「ミューア・グレイシャー」のハードフォーク実施は、2020年1月6日前後となる見込みだ。