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東京大学とメルカリ、「価値交換工学」の共同研究を開始

予算10億円・5年計画で連携研究部門を2020年1月に立ち上げ

東京大学とメルカリは12月10日、「価値交換工学」に関する共同研究の開始を発表した。東大インクルーシブ工学連携研究機構(RIISE)とメルカリの研究開発組織mercari R4Dが、産学連携の第1弾として共同研究契約を締結、「価値交換工学」連携研究部門を2020年1月1日から5年計画で設置する。研究経費は10億円を予定している。

RIISEでは「価値交換」に関わるテクノロジーを応用し、世界中の人々がフェアでスムーズな価値交換を行うことができる社会の実現を目指してきた。mercari R4Dは「テクノロジーの力で価値交換のあり方を変えていく」をコアコンセプトに、メルカリグループのサービスや事業における将来的なイノベーション創出を目指し、新しいテクノロジーを中心に研究開発を行ってきたという。

mercari R4Dは、産学連携を通じ「価値交換」を学術的に研究し、基礎技術を確立するとともに次世代の人材育成に役立て、学術の推進と社会の発展に寄与することを目的とした、「価値交換工学」連携研究部門を立ち上げる。mercari R4Dは、今後も未来を見据えた先端技術領域に投資することも明らかにしている。