仮想通貨(暗号資産)ニュース
コインチェック、仮想通貨レバレッジ取引サービスを3月終了
改正金商法による規制強化の動きが影響か
2019年12月16日 14:11
コインチェック12月16日、同社が運営する仮想通貨交換所Coincheckの「レバレッジ取引」のサービス提供を2020年3月13日12時をもって終了すると発表した。レバレッジ取引サービスの終了理由について言明していないが、改正金商法による仮想通貨のレバレッジ取引の規制強化の動きが影響したものと推察される。
2020年春に予定されている改正金商法の施行後、仮想通貨のレバレッジ取引などデリバティブ取引の金融商品を取り扱うには、金融商品取引業の登録が必要となる。また、仮想通貨のレバレッジ上限を2倍に規制しようとする議論もある。
コンチェックは、すでにレバレッジ取引の新規注文を停止している。現在、レバレッジ取引を利用しポジションを持つ顧客は、期日までにすべてのポジションを決済する必要がある。レバレッジアカウントにおける日本円残高を取引アカウントへ振替えるよう、注意を促している。取引アカウントへの残高振替期限は、2020年3月末となる。
レバレッジ取引の取引履歴については、引き続き閲覧可能。なお、取引終了日(予定)までに手続きしなかった場合は、同社が順次決済し、日本円として顧客のレバレッジアカウントの残高に反映する。また、取引アカウントへの残高振替期限までに手続きしなかった場合には、期日以降に順次取引アカウントに振替するとした。