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eラーニング修了証にオープンバッジ導入=デジタル・ナレッジ
ブロックチェーン版を採用。国際標準規格による学習歴の証明が可能に
2020年1月24日 11:11
eラーニングソリューションを開発するデジタル・ナレッジは1月23日、米Learning Machine社とパートナー契約を結んだ。この契約により、eラーニングの学習証明にデジタル資格・修了証明の国際技術標準規格オープンバッジを導入する。従来の紙の修了証に加えて、新たな選択肢として提供するという。
オープンバッジは、資格や試験、学位などのデジタル証明を世界標準規格化したもの。規格化されているため、異なる団体から発行されたものでも一元的に管理することが可能で、メールやTwitter、FacebookなどのSNSで資格情報を共有できる。たとえば、ビジネス向けSNSのリンクトインでも保有スキルの証明などに採用されている。
IMS Global Learning Consortium(IMS Global)が国際技術標準規格として規定するオープンバッジは、学習者が取得した資格や修了証明書とその発行機関情報、受講コースやプログラム名、学習者氏名などを証明するグローバルなオープンソースの標準規格である。オープンバッジの発行には、IMS Globalの発行資格の取得が必要となる。
デジタル資格証明書等の最先端仕様、技術に取り組むLearning Machine社は、同社ソリューション「ブロックサーツ」にてオープンバッジ発行サービスの提供を行っている。現在のオープンバッジVersion2.0の仕様にはブロックチェーンについての仕様が含まれないため、Learning Machine社はオープンバッジの拡張仕様としてブロックチェーンを使用し耐改ざん性を高め、よりセキュアなオープンバッジの発行を行っている。
今回の締結によりデジタル・ナレッジは、Learning Machine社の技術を使いオープンバッジ発行サービスの提供を開始する。セキュリティ要件や顧客のニーズに合わせ、3段階のバッジ種別が選択可能なフレキシブルなオープンバッジソリューションを提供する。従来の紙(PDF)による資格証明書に加え、SNSやホームページで自身の取得した資格やスキルの公開を可能にするオープンバッジの発行サービスを提供していく。