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NEC通信システムら、ブロックチェーンとSQLの長所合わせたデータベースを開発

非金融向けでアプリ開発が容易。チケット転売防止などに活用

1月23日、24日に東京ビッグサイトで開催の「DOCOMO Open House 2020」にて、「SmokeDB」を活用したチケットの転売防止システムを展示

NECグループの日本電気通信システム(NEC通信システム)とアーリーワークスは1月22日、ブロックチェーン技術を活用した「超高速次世代型ハイブリッドデータベース」に関する共同研究の開始を発表した。ブロックチェーンの特性とSQLの扱いやすさを組み合わせ、非金融領域での使いやすさに重点を置いた研究となる。

同研究で両社が共同開発する「超高速次世代型ハイブリッドデータベース」は、「SmokeDB」と名付けられた。高い改ざん耐性や情報の透明性を低コストで実現するというブロックチェーンの優位性と、従来のデータベースが持つ扱いやすさを兼ね備える。非金融系領域におけるブロックチェーン導入を容易にするという。

「SmokeDB」の特徴

「SmokeDB」は、アーリーワークスの独自ブロックチェーン基盤「Grid Ledger System」と、SQLインターフェースを採用。汎用型データベースとして、アプリケーション開発の適応ハードルを下げる。さらに、データ管理を複数のサーバーで分散化するため、耐障害性とセキュリティの面でも従来のクラウドサービスに勝るとしている。

共同研究では、NEC通信システムが通信とデータベースを担当。アーリーワークスがブロックチェーン部分を担当する形とのこと。研究自体は1月開始とされており、同月23日、24日に東京ビッグサイトで開催の「DOCOMO Open House 2020」にて、「SmokeDB」を活用したチケットの転売防止システムを展示するという。