仮想通貨(暗号資産)ニュース
米リップル出資のBRD社、金融機関向けSaaSをXRPに対応
仮想通貨ウォレットアプリBRDもXRPに対応開始
2020年2月14日 13:06
米リップルは2月12日、仮想通貨ウォレットアプリ「BRD」を開発するBRD社の法人向け新サービス「Blockset(ブロックセット)」が仮想通貨XRPに対応したことを発表した。併せてBRDウォレットのXRP対応についても報告。iOS版が対応済みで、Android版が対応予定だという。
BRD社のBlocksetは、銀行や金融機関、仮想通貨関連企業が低コストで簡単にブロックチェーンを導入できるブロックチェーンデータ統合プラットフォーム。既存のエンジニアがエンタープライズ規模のブロックチェーンアプリケーションを構築することができる。
BRDはこの新サービスを、「ダウンタイムがなく可用性に優れたSaaS」であると説明した。単一のAPIを介してオンチェーン・データにアクセスし、複数のチェーン上でリアルタイムトランザクション作成を可能にするツール群を提供するという。Blocksetが対応する最初の仮想通貨の1つがXRPとなる。
また、BRD社は、App StoreおよびGoogle Playストアを通じて世界170か国・300万ユーザーへ仮想通貨向けウォレットアプリBRDウォレットを提供している。日本でもサービスを展開中だ。BRDウォレットは、Bitcoin(BTC)、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum(ETH)を扱うことができるほか、BRD社発行のBRDトークンを含む多様なEthereumのERC-20トークンなどに対応している。
BRD社には、リップルの投資部門Xpring(スプリング)が2019年10月に出資している。BRD社はリップルとの関係を活用して、Blockset以外の製品にも、新しい機能をもたらし、展開をさらに容易にするXpringのAPI開発を支援する予定であることも明かした。
.@BRDHQis working to democratize access to and use of digital assets for consumers and businesses alike.
— Ripple (@Ripple)February 12, 2020
President and Co-Founder Aaron Voisine shares his thoughts on#crypto,#XRPand BRD’s new enterprise service.https://t.co/2eDAtFMnYl