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米リップル出資のBRD社、金融機関向けSaaSをXRPに対応

仮想通貨ウォレットアプリBRDもXRPに対応開始

(Image: Shutterstock.com)

米リップルは2月12日、仮想通貨ウォレットアプリ「BRD」を開発するBRD社の法人向け新サービス「Blockset(ブロックセット)」が仮想通貨XRPに対応したことを発表した。併せてBRDウォレットのXRP対応についても報告。iOS版が対応済みで、Android版が対応予定だという。

BRD社のBlocksetは、銀行や金融機関、仮想通貨関連企業が低コストで簡単にブロックチェーンを導入できるブロックチェーンデータ統合プラットフォーム。既存のエンジニアがエンタープライズ規模のブロックチェーンアプリケーションを構築することができる。

BRDはこの新サービスを、「ダウンタイムがなく可用性に優れたSaaS」であると説明した。単一のAPIを介してオンチェーン・データにアクセスし、複数のチェーン上でリアルタイムトランザクション作成を可能にするツール群を提供するという。Blocksetが対応する最初の仮想通貨の1つがXRPとなる。

また、BRD社は、App StoreおよびGoogle Playストアを通じて世界170か国・300万ユーザーへ仮想通貨向けウォレットアプリBRDウォレットを提供している。日本でもサービスを展開中だ。BRDウォレットは、Bitcoin(BTC)、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum(ETH)を扱うことができるほか、BRD社発行のBRDトークンを含む多様なEthereumのERC-20トークンなどに対応している。

BRD社には、リップルの投資部門Xpring(スプリング)が2019年10月に出資している。BRD社はリップルとの関係を活用して、Blockset以外の製品にも、新しい機能をもたらし、展開をさらに容易にするXpringのAPI開発を支援する予定であることも明かした。