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大阪・万博公園で電動カートとスマホ用いる次世代モビリティ実験開始

TISらの過疎地域交通網「ISOU PROJECT」の成果応用したオンデマンド配車

(Image: Romix Image / Shutterstock.com)

大阪府吹田市の万博記念公園で、電動カートのオンデマンド配車を行う実証実験が2月13日にスタートした。来園者はスマホアプリ経由で電動カートを呼び出すことができ、園内での移動手段として利用できる。次世代モビリティの有効性を検証する実証実験となる。関西電力とダイヘンが主体となり、大阪商工会議所の支援のもと、18日まで行われる。

TISは2月14日、同実験を支援していることを発表した。同社はINDETAILらと共に過疎地域での交通網をブロックチェーンなどの次世代技術を用いて実現する「ISOU PROJECT」を進めている。北海道での実証実験で用いた電気自動車の配車システムを、万博公園の実験において電動カートのオンデマンド配車システムに応用しているという。

万博公園の実験では、移動手段として使用済ハイブリッド車の部品を再利用した電動カートを用いる。車両は太陽光発電搭載ワイヤレス充電システムを備え、オンデマンド配車サービスと充電のワイヤレス化が検証項目となる。また、車両とスマホアプリを活用した位置情報監視も行い、子供や高齢者の安全利用、人流分析なども行うとのこと。

来園者向けの配車システムを行うと同時に、同じ車両を園内の管理業務にも用いる。園内管理者と来園者がカーシェア運用を行うことで、園内管理の利便性向上が図れるかを検証するという。

万博公園での実証実験イメージ