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メタップス、韓国仮想通貨交換事業から撤退

仮想通貨交換所UPXIDEを運営する子会社の全株式を売却

(Image: Shutterstock.com)

メタップスは2月14日、韓国子会社による仮想通貨交換所事業の撤退を発表した。韓国にて仮想通貨交換所UPXIDEを運営する連結子会社UPSIDEの売却と事業撤退を決定し、その全株式を外部企業に譲渡するという。

メタップスは、2019年12月期通期の決算説明にて、ファイナンス領域への注力や事業ポートフォリオの見直しなどを明らかにした。UPSIDEに関しては、韓国での仮想通貨に対する規制等の整備が想定以上に進まず、規制、セキュリティ等のコストに対し収支が見合わないことなどから、事業撤退を判断したとしている。

また、UPSIDEとの連携を基軸に、次世代型金融DeFi事業を目指して準備を進めてきたシンガポールのMCG Asia Pteについても同様に、UPSIDEの事業進捗状況を踏まえ、継続的な経営資源の投下は困難と判断し、事業投資を終了するとのこと。

メタップスは、2016年10月に公表した中期経営方針「データノミクス構想」を掲げ、これまでファイナンス、マーケティング、コンシューマ領域で積極的な投資を実施してきた。しかし、事業環境の変化を踏まえ、経営リソースの最適化を進めるため、事業ポートフォリオを見直した。2020年12月期より、今後の注力事業をファイナンス領域に定めた。