仮想通貨(暗号資産)ニュース

オウケイウェイヴの電子投票システムを米保守連合ACUが採用

オンライン世論調査にイーサリアム活用の「BCvote」を導入

ACU事務局長ダン・シュナイダー氏(右)、オウケイウェイヴ代表取締役社長の松田元氏(左)(リリースより引用)

Q&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴは3月2日、同社の海外グループ会社OK BLOCKCHAIN CENTREが開発したブロックチェーンベースの電子投票システム「BCvote」をアメリカ保守連合(ACU:American Conservative Union)がオンライン世論調査にて採用することを発表した。同社代表取締役社長の松田元氏が、米国の保守政治活動会議「CPAC2020」にて明らかにした。

Ethereumのブロックチェーン上に構築された「BCvote」は、分散処理により投票内容の追跡や改ざんへのリスクヘッジを可能にする。有権者が正しく投票権を有しているかの判定や不正行為や二重投票を防ぐ。不正が起こり得ない投票を実現し、投票終了直後の自動集計を行う。透明性と追跡可能性が担保されたブロックチェーン技術による電子投票システムとなる。

OK BLOCKCHAIN CENTREは、オウケイウェイヴグループの戦略的ブロックチェーン開発センターとして、マレーシア政府が主導するイスカンダル開発エリアの中心地ジョホール州ジョホールバルに2018年設立。マレーシア工科大学とイスラム法(シャリーア)に準拠した仮想通貨に関する共同研究論文の発表を行うなど、ブロックチェーン技術の社会実装に関する研究開発や、ジョホール州のブロックチェーン開発特区を目指す取り組みなどを行っている。