仮想通貨(暗号資産)ニュース

HashHub、分散型金融の解説とトレンド予測レポートを無料公開

国内初の賞金付きDeFiハッカソンを4月末開催。Kyber・Maker・0xが協賛

ブロックチェーン特化型のコワーキングスペース事業などを手がけるHashHubは2月28日、分散型金融(DeFi)のハッカソンを4月25・26日に開催することを発表した。同時に、子会社のd10n LabがまとめたDeFiに関する2つのレポートを無料公開している。

無料公開されたレポートの1つは、「2020年のDeFi(分散型金融)の10のトレンド予測」と題し、HashHub代表取締役の平野淳也氏が2020年1月にd10n Labの会員向けに公開したもの。2019年のDeFi市場を振り返りつつ、アグリゲーターやウォレットの成長、レンディングマーケットの継続的な成長など10項目について2020年のトレンド予測を行っている。

もう1つは、d10n Labのヘッドオブリサーチを担う平山翔氏による「使えるDeFiサービスとクリプト×カード決済サービスのまとめ」と題したレポート。2019年11月に公開されたもので、実際に提供されているDeFiサービスについて1つ1つ内容を整理したものとなる。平山氏自身のサービス利用経験に基づいた貴重な資料だ。

DeFiアプリ開発を競うハッカソンを国内初開催

HashHubと分散型金融の教育を目的としたコミュニティ「やさしいDeFi」は、4月25・26日にかけてブロックチェーンを使った金融アプリケーション開発を競うハッカソンを開催する。会場は東京都文京区のHashHubを使用する。参加費は無料だが専用フォームより事前の申し込みが必要となる。また、優れたアイディアには総額20万円の賞金が用意されている。

同イベントは、DeFiの代表的なプロジェクトであるKyber NetworkとMakerDAO、0xがスポンサードしている。DeFiの賞金付きハッカソンは世界各地で開催されているが、国内では今回のイベントが初めてだという。Kyber Networkなどはこうした催しに特に積極的で、ハッカソンでは複数のDeFiプロジェクトがスポンサーに付くというのが習わしになっている。

なお、同イベントは開催日程を4月末としているが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、3月末に改めてイベントの方針を発表するとしている。