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Bitcoin Core、バージョン0.19.1でBech32アドレスに対応
“b1”から始まるSegWit対応の新アドレスがデフォルトに
2020年3月11日 06:00
Bitcoin Core Projectは3月9日、Bitcoin(BTC)の基盤となるノード運用ソフトウェア「Bitcoin Core」バージョン0.19.1をリリースした。主な変更点は、Bitcoinウォレットアドレスの新フォーマットとなるBech32形式がデフォルトオプションとして追加されたほか、不具合の修正、パフォーマンスの改善が行われた。
新しいアドレスフォーマットは、SegWit(セグウィット)に対応するBech32というエンコード方式を用いる。アドレスの頭3文字が“bc1”で始まる形式でBitcoinアドレスが生成される。従来の“1”または“3”から始まるBitcoinアドレスの生成には、Base58というエンコード方式を使用していたが、Bech32形式は大文字と小文字を区別しないため、小さなQRコードになるといったメリットがあるほか、タイプミスに対する保護が向上している。
アップデートによりBech32アドレスがデフォルトとなるが、他のアドレスタイプについても必要に応じてドロップダウンメニューから選択ができる。
なお、Base58とBech32のエンコードの違いについては、フレセッツCEO兼CTOの日向理彦氏がブロックチェーン開発者コミュニティGBECのコンテンツとして、2019年11月に投稿したブログ記事が詳しい。ブログでは、そのメリットを紹介するが、Bech32には深刻なバグも潜むなど問題点も指摘している。