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スマートロック「KEYVOX」を札幌のホテルが導入

1部屋に10人泊まれる宿泊施設で鍵の共有と管理にブロックチェーン活用

Ethereumベースのスマートロックシステム「KEYVOX」を提供するブロックチェーンロック社は3月11日、同社の「KEYVOX」サービスを恒志堂グループが新規開業する札幌のホテル「VILLA KOSHIDO KOTONI」が導入することを発表した。同社のスマートロック「BCL-XP1」を導入し、宿泊部屋の鍵を全面スマート化する。

同社の「KEYVOX」ソリューションは、ブロックチェーンを活用したスマートロックによる鍵の管理に加え、予約、決済、チェックインを、すべてKEYVOXアプリで行うことができる。今回の導入事例では、ホテルの部屋の鍵にスマートロックを導入し、部屋のアクセス管理、鍵の管理のソリューションを提供する。宿泊予約者は事前に暗証番号を受け取り、部屋の解錠が可能になる。また宿泊者間で共有することもできるようになる。

他社宿泊施設との差別化を図るホテル「VILLA KOSHIDO KOTONI」は、1部屋にベッドを最大10台置き、大家族や複数の家族が1つの部屋に宿泊できる独自路線を打ち出す。鍵の管理の自動化と宿泊者間での鍵の共有は、宿泊部屋の鍵をスマート化し、より安全で便利な鍵の開閉を実現する。

「KEYVOX」はEthereumをベースとしたプライベートチェーンを利用し鍵管理を実現するスマートロックシステム。電子ロックは利用者がウォレットに持つトークンで開錠することができる。スマートコントラクトを用いて、利用期間が過ぎれば自動的に鍵が失効するといった仕組みなどに対応する。ブロックチェーンロック社は宿泊施設をはじめとする空間管理業務の効率化を推進すべく、今後も「KEYVOX」サービスの機能強化および関連サービスとの連携の強化を進めるという。