仮想通貨(暗号資産)ニュース

ブロックチェーンでコワーキングスペースを無人化

九州の高速道路SA設置施設などがスマートロック「KEYVOX」導入

「KEYVOX」ブランドのスマートロック「BCL-XP1」(2019年4月の記者発表会にて撮影)

Ethereumベースのスマートロックシステム「KEYVOX」を提供するブロックチェーンロック社は1月9日、同社のシステムをコワーキングスペースの運営を行う九州アイランドワーク(以下、九州IW)が導入することを発表した。利用者の本人確認、予約、利用時のカギの開閉、暗証番号参照などを、アプリ「KIW」を通じて行えるようになり、コワーキングスペースの運用を無人化することが可能になったという。

「KIW」では、手続きのオンライン化を実現するほか、ブロックチェーン技術を活用したポイント機能も提供する。施設の利用で獲得したポイントは、利用者間で贈り合うことができるという。九州IWは「KEYVOX」の導入について、同社が運営する高速道路のサービスエリア設置のトレーラーハウス型コワーキングスペースから順次行うとのこと。

「KEYVOX」はEthereumをベースとしたプライベートチェーンを利用しカギ管理を実現するスマートロックシステム。電子ロックは利用者がウォレットに持つトークンで開錠することができる。スマートコントラクトを用いて、利用期間が過ぎれば自動的にカギが失効するといった仕組みなどに対応する。これまでに、ホテルのチェックインモデルハウスの内見などへの導入が発表されている。