仮想通貨(暗号資産)ニュース

スタートバーン、「アート×ブロックチェーン」本格稼働開始

正式名称「Startrail」(スタートレイル)に決定、新ロゴ公開

新名称のきっかけとなった星の軌跡「star trail」

アート領域でのブロックチェーン活用に取り組むスタートバーンは3月13日、同社が開発する「アート・ブロックチェーン・ネットワーク(ABN)」(仮称)の正式名称を発表した。本格稼働に伴い、名称を「Startrail」(スタートレイル)に決定した。併せて、新ロゴデザインを公開している。

ABNは、これまでテストネットで運用してきた。Ethereum上でスマートコントラクトを用いて構築されたABNは、アート作品の来歴情報を記録。ERC-721トークンを用いて証明書を発行し、作品の所有権を電子的に管理することができる。SBIアートオークションが主催する美術品の競売会などで実際にABNが利用されるなど、1年超の実証期間を経た。今回の名称変更をきっかけに、本格稼働となる。

Startrailは、写真用語「star trail」から名付けられた。定点撮影によって映し出される星の軌跡を意味する。アート作品が来歴や信頼を、星の軌跡のように引き継いでいくネットワークのさまを現している。ABNという呼称は、引き続きStartrailの機能説明として使用していくという。

Startrailは今後、ホワイトペーパーで公開していたスケジュール通り(過去記事)、2020年5月頃にAPIを公開する。また、3月中にはStartrailを活用した自社サービスのベータ版をリリースする予定になっている。

左が旧シンボルマーク、右が新ロゴデザイン