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NY株式市場2997ドル安の過去最大下落幅更新、世界株安加速

ビットコインも一時40万円台まで下落。その後50万円台で推移

(Image: Shutterstock.com)

週明け3月16日のニューヨーク株式市場は、取引開始早々に株価は急落し、売買が自動停止する「サーキットブレーカー」措置が発動された。9日、12日に続いて、3度目の自動停止措置となった。ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて2997ドル10セント安い2万188ドル52セントと、1日の下落幅が過去最大、3月に入り3度目の記録を更新した。

前日の15日、米国の連邦準備制度理事会(FRB)は事実上のゼロ金利政策と量的緩和を同時に導入する金融緩和政策に踏み切ったものの、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念は止まらず、「状況はより深刻では」という疑念から逆に市場の不安感は高まり、16日は寄り付きでのサーキットブレーカーとなった。

また、英仏独の欧州株全体の株価の値動きを示す主要600社の指数「ストックス欧州600指数」も一時9%を下げた。16日の日経平均株価も4日連続の下落となり、前週末比429円01銭安の1万7002円04銭と、2016年11月9日以来約3年4か月ぶりの安値で終えた。世界株安は加速している。

世界全面株安は、Bitcoinをはじめとする仮想通貨市場にも波及している。Bitcoinは連日の急落で一時50万円を割り48万1110円を記録、2019年4月以来11か月ぶりに40万円台に突入した。その後、価格はすぐに回復し17日8時時点では50万円台で推移している。