仮想通貨(暗号資産)ニュース

早稲田大など採用の教科書「金融読本」第31版で仮想通貨を追加

島村高嘉・中島真志共著の金融論定番テキスト最新改訂版が刊行

金融読本(第31版)」島村高嘉、中島真志著

東洋経済新報社は、元中央大学教授で元麗澤大学客員教授である島村高嘉氏と麗澤大学経済学部の中島真志教授の共著「金融読本(第31版)」を3月20日に刊行した。同書は、金融論の定番テキストとして、早稲田大学、埼玉大学など全国約30の大学で教科書として指定されている。第31版から「金融のIT化とフィンテック」「仮想通貨とブロックチェーン」などの章を新たに追加しているという。

Amazon.co.jpにて、同書は電子書籍(Kindle)と単行本で販売している。価格は共に消費税込みで2640円となる。404ページ、15章構成で日本の金融業の現状、金融をめぐる制度、戦後の金融の歴史をバランスよく解説する。70年にわたって改訂が続けられた第31版では、リーマン・ショックから世界金融危機以降に導入された新たな金融規制や、フィンテック、デジタル通貨、ブロックチェーンなど、最新の動向についても解説しているという。


    【「金融読本(第31版)」の目次】
  • はしがき
  • 第1部 金融の基礎的理解
    第1章 金融とはどういうことか
    第2章 金融業務の主な内容
    第3章 各種の金融機関
    第4章 金融市場と金利
  • 第2部 金融の包括的構造
    第5章 資金循環の構造
    第6章 企業金融と消費者金融
    第7章 決済システム
  • 第3部 金融革新の進展
    第8章 金融のIT化とフィンテック
    第9章 仮想通貨とブロックチェーン
    第10章 新たな金融手法:デリバティブと証券化
  • 第4部 金融政策とプルーデンス政策
    第11章 金融政策
    第12章 プルーデンス政策
  • 第5部 国際金融の俯瞰
    第13章 国際収支の仕組みと動向
    第14章 外国為替市場と外国為替相場
    第15章 国際金融と国際通貨
  • 主要金融年表