丸紅、流通する鋼管製品の真正性証明する実証実験を開始

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丸紅は3月24日、関連会社である伊藤忠丸紅鉄鋼の鋼管トレードにおいて、ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティの実証実験を開始した。同社が調達した鋼管製品に関わる各種データをブロックチェーンに連携することで、情報の信用性向上を目指すという。

今回の実証実験では、丸紅の次世代事業開発本部が提携するシンガポールのブロックチェーン開発会社Blockchain Solutionsがシステム構築を担う。

丸紅グループは、2017年からブロックチェーン技術を利用した複数の実証実験を進めている。電力の分野では、国内のグループ拠点を活用した電力取引の実証実験を行っていた。サプライチェーンの分野では、今回の実証実験以外にも石炭の流通を透明化するComm Chain Project（コムチェーンプロジェクト）に関わっている。