仮想通貨(暗号資産)ニュース
仮想通貨交換所ディーカレット、Aerial Partnersの会計システムを導入
仮想通貨の会計処理を自動化し取引データ管理の一元化を「Gtax」で実現
2020年3月25日 12:18
Aerial Partners(エアリアル・パートナーズ)は3月25日、同社の財務・管理会計システム「Gtax」(ジータックス)をディーカレットが導入したことを発表した。仮想通貨交換所を運営するディーカレットはGtaxの導入により、仕訳起票の自動化による会計システム構築の工数削減、取引データ管理の一元化、資産状況の迅速かつ正確な把握を実現できたという。
仮想通貨交換業者は、仮想通貨の現物取引やレバレッジ取引など複数チャンネルにて頻繁に取引を行うため、各取引の実態に合わせた取引管理や損益計算、仕訳を起票する経理作業などを行う必要がある。また、顧客の預かり資産と自社保有資産を明確に管理区分するなど会計上の複雑な処理が求められる。これらの複雑な会計処理には、これまで多くの手作業が伴ったとされる。
Gtaxには、従来は自動化することができなかった複雑な社内の取引データ管理・経理業務フローを、専用にカスタマイズし機能として追加することができるエンタープライズ版が用意されている。今回の事案では、現物取引だけでなく、電子マネーチャージといったディーカレットの新たな決済方法についても、会計原則に基づいたロジックをGtaxに反映させ、手作業によるオペレーションコストの削減を実現したとのこと。
各企業のトランザクション管理、損益・残高管理、仕訳伝票管理等を自動化することができるGtaxのエンタープライズ版では、サービスの提供に際し、Aerial Partnersの仮想通貨の会計・税務に精通する専門家が企業ごとにヒアリングをし、管理フローの効率化について詳細な提案を行う。ヒアリング後は、Gtaxエンタープライズ版の複数ある管理モジュールの中から、各企業の業務フローに沿った機能を追加し、カスタマイズを行っていく。それによって、社内の会計システムにかかる開発工数を抑えながら、スムーズな導入が可能になるという。