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ソニー、デジタル著作物の権利処理向けブロックチェーン活用システムを開発

教育コンテンツ・音楽・映画・VRコンテンツ・電子書籍などの権利処理にも応用可能

 ソニーグループは10月15日、デジタルコンテンツに関する著作権の権利情報をブロックチェーン技術を応用して処理するシステムを開発したと発表した。本システムはデジタル教科書などの教育コンテンツのほか、音楽や映画、VRコンテンツ、電子書籍などさまざまなデジタルコンテンツの権利情報処理に応用可能であり、幅広い分野での活用を検討しているとのこと。ソニーグループでは、情報管理やデータ流通におけるブロックチェーン技術の活用に注目し推進しており、同グループのビジネス領域での適用可能性を模索していく意向も表明された。

 今回発表されたのは、ソニー株式会社と株式会社ソニー・グローバルエデュケーションが開発した「教育データの認証・共有・権限管理」システムをベースに、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントを加えた3社が開発した「著作物に関わる権利情報処理に特化した」新システムだ。電子データの作成日時を証明する機能、ブロックチェーンによって事実情報を改竄困難な方法で登録する機能、既に登録済みの著作物を判別する機能を備える。同システムを利用することで、電子データの生成日時と生成者を参加者間で共有・証明することが可能とのこと。