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イード、mijinによるブロックチェーン活用のトークンエコノミー「GameDays」向けアプリ配信開始

「ゲームを遊ぶことが価値になる社会」の実現に向けたプロジェクト正式スタート

 ゲーム情報サイト「インサイド」「Game*Spark」を運営する株式会社イードは10月24日、ブロックチェーンを活用したトークンエコノミープロジェクト「GameDays」の中核となるスマートフォン向けアプリの配信を開始した。「ゲームを遊ぶことが価値になる社会」の実現に向けたトークンエコノミーの構築を目指す「GameDays」は、8月にプロジェクト構想を公表し、テックビューロホールディングス株式会社のプライベートブロックチェーン「mijin」を活用し、ゲームに関するさまざまなデジタルアセットを「mijin」でトークン化するなど実証実験を続けながらアプリの開発を進めてきた。今回のアプリ配信により、同プロジェクトは正式スタートとなる。

 プロジェクト「GameDays」では、ゲームのプレイ時間に応じてトークンをユーザーに付与するほか、ゲームの購入や、情報をシェアするといった行動にもトークンを付与していくという(一部予定)。発行するトークンは「Super Gamers Coin」と「Super Gamers XP」の2種類で、いずれも有償での販売や、法定通貨や他のトークンとの交換を実施する予定はないということが、すでに公表されている。「Super Gamers Coin」を集めることで特典コンテンツの入手、限定イベントへの参加など、ゲームプレーヤー向けに用意される特典を受けることができるようになるという構想を打ち立てている。

 今回配信を開始した「GameDays」アプリでは、イードが運営するゲーム情報サイトの最新情報を閲覧できるほか、世界最大のゲームプラットフォーム「Steam」と連携することで、ユーザーが遊んだゲームタイトルやプレイ時間を管理することができる。また、記事の閲覧やゲームプレイの記録によって2種類のトークンが付与されることも実現している。トークンによってユーザーのゲームに対する熱量を可視化する機能を備えている。

「GameDays」アプリ画面

 「GameDays」アプリで付与されたトークンは、現在のアプリではアプリ内で気に入った記事への投げ銭として使用することができる。その他にもトークンによるプレゼントへの応募や限定コンテンツの取得、イベントへの参加などへの利用も予定されているが、これらの機能については順次アプリをバージョンアップし、今後追加していく予定とのこと。

 なお、「GameDays」プロジェクトに関する詳細は、過去記事「『ゲームを遊ぶことが価値になる』トークンエコノミー構築へ、mijinブロックチェーンを活用」「ゲームメディアにトークンエコノミーを導入、mijinブロックチェーンでシステム構築」でも紹介しているので、併せてお読みいただきたい。