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エンゲート、Ethereumブロックチェーン活用のP2P電力取引システムを試作し実証実験

Cryptoeconomics Labと共同でシステムの実現可能性評価を開始

 エンゲート株式会社は10月30日、株式会社Cryptoeconomics Labと共同でブロックチェーンを活用したP2P電力取引システムを試作し、実証実験を行う研究業務を受注したことを発表した。11月1日より、システムの実現可能性の評価を目的とした実証実験を開始する。

 ブロックチェーン活用のP2P電力取引システムは、これまで欧米の電力各社が独自に開発・実証を進めてきた経緯があるが、昨今はオープンソースとしてEnergy Web Foundation(以下、EWF)が開発を進めるEnergy Web Platform(テスト環境は「Tobalaba」と呼ばれる)に、各社開発を移行しつつある状況にあるそうだ。EWFには国内外の電力業界も参加し、Tobalabaのプラットフォームとしての完成度などの調査が行われているという。

 今回の研究は、P2P電力取引システムのアプリケーション作成準備が整う中で、ブロックチェーン開発スタートアップのエンゲートとブロックチェーンのプロトコル開発エンジニアの育成などを行うCryptoeconomics Labが共同で、Ethereumのブロックチェーンを活用したP2P電力取引システムを実際に試作し、実証実験を行う。実験は11月1日より開始し、2019年3月26日の報告会を持って終了を予定している。