仮想通貨(暗号資産)ニュース

コインチェック、仮想通貨NEM大量盗難事件から9か月ぶりに新規口座開設の受け付けを再開

BTC・ETC・LTC・BCHの入金・購入が可能、ETH・NEM・XRPなどは準備中

 仮想通貨交換所「Coincheck」を運営するコインチェック株式会社は10月30日、1月に発生した仮想通貨「NEM(ネム)」不正流出問題発覚後からこれまで停止していた「新規口座開設」「一部仮想通貨の入金・購入」を再開した。

 コインチェックは1月26日に同社の仮想通貨交換所にて発生した不正アクセスによるNEM大量盗難事件以後、すべての仮想通貨の取引サービスを停止させ、外部専門家による協力を受け技術的な安全性の確認が完了したサービスから段階的に再開を行ってきた。2月に日本円の出金、3月から6月にかけて仮想通貨の出金・売却の再開を順次行ってきたが、今回、「新規口座開設」「一部仮想通貨の入金・購入」を再開する準備が整い、同サービスを開始した。

 再開した具体的なサービスは、国内居住の顧客を対象とする新規口座開設と、仮想通貨のBitcoin(BTC)、Ethereum Classic(ETC)、Litecoin(LTC)、Bitcoin Cash(BCH)の入金および、Ethereum Classic(ETC)、Litecoin(LTC)、Bitcoin Cash(BCH)の購入となる。BTCの売買は当初より停止されていない。また、出金・売却については、全ての取扱通貨で利用可能である。

 なお、レバレッジ新規建取引・アフィリエイトなど現在も停止中のサービスや、Ethereum(ETH)、NEM(XEM)、Lisk(LSK)、Ripple(XRP)など入金・購入停止中の仮想通貨については、引き続き安全性の確認を行い、準備が整い次第、順次再開していくとのこと。