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リモートワーク時の情報漏洩リスクをmijinブロックチェーン活用で軽減する実証実験

「働き方改革」でリモートワーカーが増えることも視野に入れた取り組み

 テックビューロホールディングス株式会社(テックビューロHD)は1月9日、同社のmijinブロックチェーン技術を活用し、リモートワーカー管理の実証実験に取り組んだことを発表した。在宅勤務者や個人事業主などによる情報漏洩を、雇用主や発注者がリアルタイムに検知して阻止するための試みとなる。ナレッジオンデマンド株式会社と株式会社翻訳センターとの3社共同で実施された。

 今回の実証実験は、翻訳センター社が契約するフリーランスの翻訳者を対象したもの。パソコン利用時のアクティビティをブロックチェーン上に記録することで、情報漏洩につながる不審行動の抑止力とした。パソコンを使ったアクティビティは市販製品と組み合わせてログを取得するが、仕事以外の用途でのログを収集しないように工夫するという。

 テックビューロHDによると、「働き方改革」でリモートワーカーが増えることも視野に入れた取り組みだが、非常駐で発注元の情報を扱うケースに幅広く活用できることを想定しているという。既存のセキュリティ製品と組み合わせた利用も可能とのこと。

 なお、今回の実証実験の成果や実用化に向けた取り組みについては、1月31日に千代田区大手町で開催する「第5回mijinセミナー」で発表するとのこと。参加費は無料だが、事前に専用フォームでの申し込みが必要となる。