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Ethereum創設者ヴィタリック氏、ブロックチェーン用語「フォーク」の再定義を提案

2つ以上のチェーンが存続しない仕様更新には別の言葉を使用すべきとの見解

 Ethereum(ETH)の考案者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は1月10日、自身のTwitter上で、「コンスタンティノープルの適用は、『フォーク』と呼ぶよりも仮想通貨Zcashが使用している用語『ネットワークアップグレード』の方がふさわしい」とし、ブロックチェーンが2つ以上に分岐し、両方が存続する場合にだけ「フォーク」という言葉を使うべきという見解を述べた。氏自身は明言していないが、コンスタンティノープルの適用を前に2件の不審なETHハードフォークが告知され、混乱が生じたことがこの発言の背景にはあるのだろう。

 Ethereum(ETH)は日本時間で1月17日頃にコンスタンティノープルという大型アップデートを実施する予定だ。これは既存のブロックとの互換性がなくなるため、従来の表現からするとハードフォークとなる。しかし、2つのチェーンに分岐することはないため、「フォーク」と呼ぶと様々な混乱を招くというのがヴィタリック氏の主張だ。コンスタンティノープルには仮想通貨Zcashが同通貨のロードマップを開示した際に用いた「ネットワークアップグレード」のような表現が用いられるべきと氏は主張している。


 コンスタンティノープルに際して、Ethereumのロードマップを拙速とする急進派閥を装った、Ethereum Classic VisionおよびEthereum Nowaというプロジェクトが存在した。これらはGuarda社の調べによって、いずれも偽装プロジェクトであることが明らかとなり、CCNらによって報じられている。ETH保持者に新規通貨を付与するという名目で、ウォレットの秘密鍵を盗み出す動きが見られたという(参考資料1参考資料2)。