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富士通、第一生命が宮古島にて実施するICT活用の実証実験をブロックチェーン技術等で支援

スマホアプリで地域住民の健康増進および地域産業活性化を実証

 富士通株式会社は1月18日、沖縄県宮古島市にて第一生命保険株式会社(以下、第一生命)が実施するICT(情報通信技術)を活用した地域産業活性化に向けた実証実験の支援を発表した。15日より開始した同実証実験は、第一生命がICTを活用し健康増進および健康的消費による地域産業活性化を目的に行うもの。富士通は、ブロックチェーンサービスおよびモバイルアプリケーション実行基盤「FUJITSU Cloud Service MobileSUITE」等、ICT関連技術を提供する。

 実証実験において富士通は、同社のICTを応用し地域住民のヘルスケアデータを収集するヘルスケアデータプラットフォームおよびスマートフォン向けアプリ「宮古島健康増進アプリ(名称:パニパニ宮古島)」を開発した。ちなみにパニパニは、宮古島の方言で「元気」を表す言葉とのこと。

宮古島健康増進アプリ画面イメージ(第一生命プレスリリースより引用)

 第一生命は、宮古島市の地域企業20社の従業員約200名を対象に、スマホアプリを通じて、日々の歩数など動指標や体重、睡眠時間といった健康関連指標を収集するほか、利用者の健康増進に繋がる行動に応じて地域の店舗などで使用できるクーポンを発行する。これらの実験において、改ざん不可能かつ分散型で管理できるブロックチェーン技術を活用し、その有効性を検証、評価していく。

 なお、実証実験の実施期間は2019年1月15日から3月31日までとしている。富士通は、保険ビジネスとテクノロジーの両面から生命保険事業独自のイノベーションを創出する第一生命の取り組みに関して、これを機に今後も支援していくことを明らかにしている。