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イーサリアム、次期大型アップデート「イスタンブール」を10月実施予定

コンセンサスアルゴリズムのProgPoWへの変更など4項目が実装候補

(Image: Shutterstock.com)

 Ethereumのコア開発者らは3月15日、第57回コア開発者会議(Core Devs Meeting 57)を実施した。会議では時期大型アップデート「イスタンブール」(Istanbul)のロードマップについて、合意が交わされた。仕様を5月までに確定し、メインネットワークのハードフォークを10月頃に実施する方針となる。実装時期や実装項目について、開発者らは4月17日から18日にかけて独ベルリンにて会議を実施し、詳細を詰める予定とのこと。

 イスタンブールはEthereumの定例大型アップデートとなる。本来は約9か月ごとの実施が計画されるもの。コンスタンティノープルの元々の実装予定日であった1月16日を基準として、ロードマップが決定された。実装項目は暫定的ながら、コンセンサスアルゴリズムを現行のEthashからProgPoWへと変更するEIP-1057をはじめとした、以下の4つが提案されている。

  • EIP-615
    EVMでサブルーチンと静的ジャンプを実現する命令セットの実装。既存の動的ジャンプ命令を置き換え、コードの検証を容易にする。
  • EIP-1057
    コンセンサスアルゴリズムProgPoW(Programmatic Proof-of-Work)の実装。ASICの優位性を廃し、GPUマイニングに有利な設計のアルゴリズム。
  • EIP-1829
    楕円曲線線形結合用のプリコンパイラ。Pedersen'sコミットメントの代替として利用され、ゼロ知識証明のコストを下げるなどのメリットがあるとされる。
  • EIP-1559
    ETH1.0チェーン向けの手数料市場の変更。最小手数料とプレミアム手数料でマイナーによるトランザクションの選定を合理化する。

 上記4項目は、4月17日から18日にかけて開催される独ベルリン会議にて議論される予定だ。イスタンブールの進捗状況については、Ethereum.wiki内にまとめられる。