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SBIグループの美術品オークション、ブロックチェーン証明書を採用

落札者は落札履歴などをブロックチェーンに記録し所有証明が可能に

ブロックチェーン証明書のイメージ(プレスリリースより引用)

 「アート×ブロックチェーン」の領域に取り組むベンチャー企業スタートバーン株式会社は4月10日、SBIアートオークション株式会社との事業提携を発表した。両社は、美術品オークション市場の活性化を目指し、ブロックチェーン技術を応用したアート作品に関する所有権の証明などの共同プロジェクトを開始する。直近では、SBIアートオークションが4月26日、27日に開催する美術品セールにおいて、落札者は落札商品の「ブロックチェーン証明書」の発行が可能となる。

 スタートバーンの開発する「ブロックチェーン証明書」は、ブロックチェーン上に美術品のタイトル・サイズ・技法などの作品情報や、所有履歴情報・修復履歴・著名美術館・ギャラリーに展示された履歴・オークションでの出品履歴など様々な情報を記録する。第三者による改ざんが困難なため、所有権や真贋の証明書偽造を防ぎ、贋作購入や盗難による転売のリスクが低減するという。

 SBIアートオークションは、SBIグループの美術品販売代行会社。年4回の公開型オークションを通じて、戦後から現代美術を中心とした多ジャンルの美術品を取り扱っている。同社は4月26日、27日に東京都代官山にてオークション「Modern and Contemporary Art」を開催する。524点の美術品が出品される予定。スタートバーンは同社のブロックチェーン証明書発行サービス「startbahn.org」内に「Modern and Contemporary Art」と連動したコンテンツを展開するという。