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「アート×ブロックチェーン」で来歴管理・著作権管理・共同所有を実現

スタートバーンとSMADONAが提携。互いの基盤を接続し機能を拡充

ABNとSMADONAの共同所有基盤を連携するイメージ図

「アート×ブロックチェーン」の領域に取り組むベンチャー企業スタートバーン株式会社は6月27日、「アートの共同所有プラットフォーム」を開発中のSMADONA株式会社との提携を発表した。両社が開発するブロックチェーンネットワークを接続し、互いの機能を補い合う。アート作品の来歴管理や著作権管理に加えて、小口化された作品の再流通を実現するという。

両社は提携により、スタートバーンが開発する「アート・ブロックチェーン・ネットワーク」(以下、ABN)と、SMADONAの共同所有基盤を連携する。ABNはアートの所有権を管理・流通する機能を持っているが、さらにSMADONA側で所有権を分割したり、分割した所有権を再び結合してABN上で流通を行ったりということが可能になるとのこと。

スタートバーンは、ブロックチェーンを活用して美術品の来歴や流通を管理し、アート市場を活性化するプロジェクトとしてABNを展開している。証明書を発行することで美術品の所有情報をブロックチェーン上に書き込み、その耐改ざん性を生かしてセキュアに管理しつつ、流通による収益をアーティストへ一部還元する機能も持つという。ABNは現在試験運用が進められ、年内には海外配信を含めた本番運用を開始予定としている。