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NEM財団、カタパルトサーバーの第4マイルストーン「ドラゴン」の詳細発表

ハーベスト報酬の分配やモザイクトークンの発行方式を追加

NEM Dragonアートワークは、@mahomuncha(マホムンチャ)氏が作者。@nembear(ねむぐま)氏の提供。

NEM.io財団(以下、NEM財団)は6月6日、NEMの次期バージョンであるCatapult(カタパルト)について、カタパルトサーバーの第4マイルストーンであるDragonの詳細を発表した。Dragonでは、ハーベスト報酬の配分割合の設定機能やモザイク発行方式の追加の他、セキュリティホールの修正等が実装される。

ノードによるハーベスト報酬の配分割合変更機能追加

他のブロックチェーンでマイニングによって行われるブロックの承認を、NEMではハーベスティングという機能で行っている。ハーベスティングでは、保有資産やトランザクション数でスコア付けを行うPOI(プルーフオブインポータンス)に基づいて、選ばれたノードがブロックの承認作業を行う。ブロックの作成後にノードはハーベスト報酬としてXEMを受け取る。

NEM1では、スーパーノードを含めたフルノードが自身または別のフルノードに委任することで、ハーベスティングを行うことができる。加えて、NEM Walletというウォレットの機能を使ってハーベスティングを行なっているノードに接続し、ハーベスティングを委任することで参加することも可能。ウォレットの機能でハーベスティングに参加できることは、NEMの人気の理由の一つとなっている。

カタパルト以降、ノード運用者は運用の見返りとして、ハーベスト報酬から任意の割合を受益者に渡し、残りを自身の取り分とする仕組みを持つこととなる。その割合をネットワーク毎に設定できる機能がDragonでの実装項目の一つだ。

ノードによるハーベスト報酬の分配イメージ

モザイクの発行量をブロック数に応じて増加させるインフレ機能追加

他のブロックチェーンでトークンの概念にあたるモザイクの発行量を、経過したブロック高に応じて増加させる機能「インフレ」が追加される。従来のNEM1ではモザイクの生成時にその総供給量を決定していたが、動的に変動を加えることが可能となる。

上述のハーベスト受益者の報酬にインフレ分を加えることもできる。このインフレモザイクを活用して、プライベートネットワークやコンソーシアムにおいて新たな経済モデルを構築できるとのこと。

その他のアップデート項目

その他のDragonの主要アップデートとして、マルチシグ機能がロックされる現象の改善、クロスネットワーク・リプレイプロテクションの追加によるセキュリティ対策を実装する。細かなマイナーアップデートを含め、Dragonの詳細はNEMの公開した資料に掲載されている。

お詫びと訂正: 記事初出時、「将来的にスーパーノードへの報奨金制度が変更となり」と記載しておりましたが、そのような公式発表はございません。また、スーパーノードとハーベスト(ハーベスティング)、NEM Dragonアートワークの作者に関する解説に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。