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テックビューロHDがNEM財団と業務提携、「mijin Catapult(v.2)」等の海外展開を加速

mijin製品の海外における販売促進ならびにマーケティング活動を支援

テックビューロホールディングス株式会社(以下、テックビューロHD)は7月9日、NEM.io財団(以下、NEM財団)と業務提携契約を締結したことを発表した。同社が提供する自社プライベートブロックチェーン製品「mijin」および最新版次世代コアエンジン「mijin Catapult(v.2)」の販売促進ならびにマーケティング活動について、今後はNEM財団が海外展開を行っていくことを明らかにした。

テックビューロHDはNEM財団が年内リリースを目指す「Catapult(NEM v.2)」に先行し、6月に「mijin Catapult(v.2)」の製品版をリリースした。catapultは、NEMブロックチェーンのバージョン2としてリリースが待ち望まれている次世代ブロックチェーンだが、NEMブロックチェーンのプライベートチェーン版である「mijin Catapult(v.2)」に先に導入された形となる。これを機に同社は、社会実装が拡大する海外ブロックチェーン市場に焦点をあて、クラウド上でブロックチェーンを提供するBaaS (Blockchain as a Service)製品の海外展開を強化していくことを方針とした。

一方、NEM財団はNEMブロックチェーン技術の継続的な開発支援およびバックエンド開発を担うNEMスタジオを立ち上げる計画を発表した。今後、その活動の安定性を維持するためにも収益基盤の強化は必要不可欠であるという。そこで今回のテックビューロHDとの業務提携契約へと両社の関係性は進展した。

テックビューロHDは、NEM財団設立当初からCatapultの開発に向けて経済的支援を行ってきた。今回の業務提携により、NEM財団の収益基盤の強化が図れ、かつ同社製品の海外における販売促進ならびにマーケティング活動の強化が図れることから、より一層の連携強化を行なっていくという。NEM財団による海外における同社のBaaS製品の販売実績に応じて、一定割合をレベニューシェアすることも明らかにした。

組織関係図