仮想通貨(暗号資産)ニュース
日本語アニメニュースをファンが翻訳するmiyabi基盤ブロックチェーンプラットフォーム発表
Tokyo Otaku Modeがイード・bitFlyer Blockchain・オタクコイン協会と共同で実証実験
2019年7月9日 15:01
日本のポップカルチャーを世界に発信するTokyo Otaku Mode Inc.は7月9日、株式会社イード、株式会社 bitFlyer Blockchain、オタクコイン協会の4社共同で、ブロックチェーン活用の翻訳プラットフォーム「Tokyo Honyaku Quest」の実証実験を開始することを発表した。日本語アニメニュース記事を、ファンが翻訳家となり記事の翻訳ができるプラットフォームについて明らかにした。採用された翻訳者は、IDと共にブロックチェーン上に記録される。
「Tokyo Honyaku Quest」は、bitFlyer Blockchainが提供するプライベートブロックチェーン「miyabi」を基盤に、Tokyo Otaku Modeがアプリケーションの設計・開発を行っている。
実証実験では、イードが運営する「アニメ!アニメ!」の日本語記事を翻訳の対象に世界中のファンが翻訳をする。翻訳記事は正式な翻訳版として、新規にスタートする「アニメ!アニメ!」のグローバル版「Anime Anime Global」に掲載されるという。当初は英語版のみでの提供とのこと。
翻訳者と翻訳協力者には、対価として独自トークン「HON」が付与される。また、記事の拡散に協力した読者や翻訳記事を閲覧した読者にも対価をシェアし、グローバルなコミュニティ内におけるトークンエコノミーの形成を目指すという。独自トークン「HON」は、miyabi上のスマートコントラクトによって受け渡しが行われる。将来は、オタクコイン協会が発行するコミュニティ通貨「オタクコイン」と交換ができるようになる(予定)。なお、「HON」及び「オタクコイン」は資金決済法の仮想通貨に該当しない仕様とのこと。
「Tokyo Honyaku Quest」はすでにサービス設計が完了し、今夏にもパイロット版を公開する予定だ。それに先駆け、同社は募集ページにて翻訳者の応募を受け付けている。パイロット版には、応募者の中から選抜された翻訳者のみ参加可能となる。