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中国人民銀行、中銀デジタル通貨発行を検討

「CBDCは通貨政策・実体経済に好影響。マイナス金利も実現できる」=王信研究局長

(Image: testing / Shutterstock.com)

中国の中央銀行である中国人民銀行の王信研究局長は8日、「中央銀行がデジタル通貨を直接発行するのは、通貨政策にプラスになると考えている。今後、デジタル通貨発行の研究を進めていく」と述べた。中国金融メディアの中証報が伝えた。

王信研究局長は、「中銀が発行するデジタル通貨(CBDC)は、安全に資産を保有したいという需要に対応できるほか、通貨政策の新しいツールになりうる。デジタル通貨の利率を調整し、銀行の預金・貸出金利に影響を与えることもできるし、マイナス金利も実現できる」と語った。

また、デジタル経済が実体経済の成長を下支えする役割を果たすとも指摘。「現在のデジタル金融事業は商品の同質化が深刻であり、多様で全方位的な金融サービスの開発が急務だ。全ての人に金融サービスを提供するファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)や中小金融機関と大手銀行、そしてテック大手とフィンテックの協業をどう実現していくかなど、研究しないといけない」と述べた。