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コインチェックがグループ参入後初の黒字化を達成。営業利益1億4200万円を計上

マネックスGが2020年3月期第1四半期決算短信を発表

(Image: Shutterstock.com)

仮想通貨交換所「Coincheck」運営のコインチェック株式会社を傘下に収めるマネックスグループ株式会社は7月26日、2020年3月期第1四半期決算短信(4月1日から6月30日まで)を発表した。グループのクリプトアセット事業セグメントに所属するコインチェック社は参入後初の黒字化を達成した。クリプトアセット事業の営業収益は12億7400万円、税引前四半期利益1億4200万円を計上した。

金融費用及び売上原価控除後営業収益およびセグメント利益の推移

仮想通貨交換所「Coincheck」は、2018年10月以降にサービスを順次再開。内部管理とセキュリティの強化とともに外部委託にかかる費用削減を実施した。専門家報酬の減少などにより、前年同期に比べ費用減。また、取扱通貨の追加や新規口座数の増加、市場活況に伴い、国内月間取引高が前四半期比2.4倍に増加、収益は約4倍まで増加。セグメント利益1億4200万円を計上し、初の黒字化を達成したという。

マネックスグループ全体としての連結決算では、営業収益118億8100万円(前期比4%減)、税引前四半期利益11億9600万円(前期比6%増)を計上している。米国セグメントが稼ぎ頭へと成長。預かり資産と稼働口座数が継続的に成長し、収益基盤が拡大。日本は創業以来収益の柱であった株式市場が低迷するも、グローバル・ビジョンによりグループ参入したトレードステーション社がグループの稼ぎ頭へと成長。クリプトアセット事業ではコインチェック社が黒字化達成。主要3セグメントで黒字を達成した。

前年同期比(3か月)実績(連結)