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コインチェック、創業者の和田晃一良氏が副社長に就任

「法改正見据え、これまで以上のスピード感で新商品やサービスの開発進める」

コインチェック・和田晃一良氏

コインチェックは9月10日、同社の副社長に和田晃一良氏が就任することを発表した。和田氏は、2012年のコインチェック(旧レジュプレス)設立後、2014年2月から2018年4月まで、同社の代表取締役を務めた人物。今回、現職の上級執行役員から副社長執行役員へ異動した。

和田氏は仮想通貨 Watchの取材に「テクノロジーを理解しつつ、経営的な判断をしていくことで、これまで以上にスピード感を持って新たな商品やサービスの開発などを進める。2020年4月頃の法改正を見据え取り組んでいく」と回答した。

和田氏はコインチェックの共同創業者であり、2014年2月から代表取締役として同社の経営を担う。その一方で、同交換所のシステム開発も担当していた。2018年1月に同交換所でNEMの不正流出事件が発生し、同社は経営責任を問われる形となった。

その後、コインチェックは同年4月にマネックスグループの完全子会社となり、経営体制を改めた。その際、和田氏はコインチェックの代表取締役を辞任している。以降は新体制の下、執行役員として同社に務め、今回の異動に至る。

和田氏は2019年4月以降、コインチェックの執行役員に加えてマネックスグループの執行役員も兼務している。今回の異動後も同職を継続し、コインチェックの副社長執行役員兼、マネックスグループの執行役員という肩書になるとのこと。