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HashHub、ビットコインによるアンケート報酬即時付与の実証実験を開始

ライトニングネットワーク活用したマイクロペイメントで実現。調査設計と分析はマクロミルが監修

ブロックチェーン特化型のコワーキングスペース事業などを手がける株式会社HashHubは8月1日、株式会社マクロミルと共同でライトニングネットワーク(Lightning Network)を活用したアンケート運用の実証実験を開始した。同技術はBitcoinのセカンドレイヤー技術で、手数料ほぼゼロで即時の決済を可能とし、マイクロペイメントを実現する。実験には専用のスマホアプリを経由して誰でも参加できる。

実験では、ライトニングネットワークの1円以下の単位でも瞬時にやり取りができる少額決済に特化した性能を生かし、アンケート協力者へのBitcoinでの報酬付与システムを検証する。HashHubが回答者の募集から調査実施までを行い、マーケティングリサーチの知見を持つマクロミルがアンケートの調査設計・分析と全体監修を担当する。

同実験のアンケート調査には、HashHubが公開するアプリ「Lightning Survey」(ライトニングサーベイ)から参加することができる。導入にはライトニングネットワーク内蔵のウォレットアプリ「Pebble Wallet」が必要だ。回答後、Bitcoinが即時付与されるが、その受け取りにも同ウォレットを使用する。各導入方法は、同社が公開しているライトニングサーベイ公式サイトをご確認いただきたい。

アンケートの調査内容は「仮想通貨およびブロックチェーン技術の認知度」である。回答者はマクロミルが展開するサービス上でも募集する。HashHub経由の回答者を仮想通貨に興味があるグループ、マクロミル経由の回答者を一般の生活者グループに分けた分析も行うという。実験における調査結果は9月24日に公開予定とのこと。