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NBA、スーパープレーや選手をトークン化して保有・交換。2020年初頭リリース

バスケ版プロ野球チップスをブロックチェーンでやるようなもの。対戦型カードゲーム機能も予定

(Image: Oleksandr Osipov / Shutterstock.com)

全米バスケットボール協会(NBA)と全米バスケットボール選手協会(NBPA)は7月31日、元祖ブロックチェーンゲームCryptoKitties(クリプトキティーズ)の開発会社であるDapper Labsと共同開発するアプリ「NBA Top Shot」を発表した。NBAの試合で起きる数々のスーパープレーや選手データをブロックチェーン上に記録。それらをトークン化して保有・交換できるようにするバスケットボールファン向けのプラットフォームとなる。

「NBA Top Shot」では、選手やプレーのトークンをコレクションしたり交換したりするだけでなく、それらを用いて理想のチームを作成し、カードゲームのようにユーザー間で対戦することも可能だという。コレクションプラットフォームとしては2020年初頭にリリースを予定しており、ゲーム部分については2020年秋頃に提供予定としている。

発表に際しDapper LabsのローハムCEOは同アプリがバスケットボールファンにとって、「全く新しい方法で好きな選手やチームを応援できると共に、ファン同士が関わり合う方法になる」と述べている。

選手視点では、トークンがもたらす情報によって自身のプレーにかかる期待を正確に認識することができる。金銭的な還元などは今回明らかにされていないが、少なくともファンの応援を具体的に知る手段となり、モチベーションアップにもつながるのではないだろうか。