仮想通貨(暗号資産)ニュース

ビットポイント、仮想通貨交換所サービスを順次再開。法定通貨入出金は6日、仮想通貨売買は13日から

不正流出はウォレットサーバーのバックドア型ウイルスへの感染が原因

リミックスポイントは8月5日、子会社のビットポイントジャパンが運営するBITPointで7月12日に発生した仮想通貨不正流出について、ウォレットサーバーのバックドア型ウイルスへの感染によって不正アクセスが発生したことを明らかにした。原因は判明したものの、侵入ルートは依然特定できていないとのこと。侵入ルートとなった可能性があるサーバーの運用停止、ウイルス対策やアクセス管理の強化などを施したという。8月6日より順次サービスを再開していくことを発表した。再開スケジュールは下記の通り。

BITPointの仮想通貨流出に関する今後の対応方針(BITPointより引用)

ウォレットサーバーが感染したウイルスは、一般的なウイルス対策ソフトでは検知されず、調査の過程で高感度なウイルス対策ソフトにより検知されたという。このバックドアウイルスによってサーバーへの侵入経路が確保され、秘密鍵に関する情報が盗み出されたと推測されている。なお、仮想通貨取引システムにおけるデータの改ざんや利用者情報の流出等の痕跡は確認されなかったとのこと。

8月6日から再開する法定通貨の入出金はウォレットシステムを使用していないため、本件の影響外となる。9日再開予定の店頭仮想通貨取引サービス、13日再開予定の仮想通貨現物の売買取引サービスも同様だ。事件の影響を受ける可能性がある仮想通貨の送付、仮想通貨の入金については、それぞれ9月以降、10月以降を再開目処としている。それ以外のサービスは再開未定とのこと。