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BlockBase社、NFTマーケットプレイスを構築できるオープンソース「Satellites」を公開

同社のマーケットプレイス「bazaaar」開発・運営の知見を生かす

ブロックチェーン技術の導入コンサルティングを行うBlockBase社は8月16日、ゲームのキャラクターやアイテムなど代替不可トークン(NFT:Non-Fungible Token)の売買ができるマーケットプレイスが簡単に構築できるオープンソース「Satellites」を公開した。同社はこれまで、NFTのマーケットプレイス「bazaaar」の開発・運用を行ってきた知見を生かし、「Satellites」のオープンソース化を進めてきた。

bazaaarは先日リニューアルをし、新たに分散型取引所(DEX)の主要オープンプロトコルである「0x Protocol」(ゼロエックスプロトコル)を採用したほか、2つの独自拡張コントラクトを開発し、機能向上と法令上の論点整理やユーザーエクスペリエンスの向上をはかった(参考記事)。Satellitesは、これらbazaaarのインターフェイスと0x Protocolのバックエンドシステム、独自拡張コントラクトを使用することで手軽にNFTマーケットプレイスを構築することができる。

同社はオープンソース開発を持続可能にするために、Satellitesで構築したマーケットプレイスの売上手数料の一部をSatellitesの開発者およびメンテナンス者に還元する仕組みを導入。オープンソースプロジェクト向けの報奨金サービス「IsuueHunt」(イシューハント)と連携をする。これまでのオープンソース開発では協賛金や支援金による運営が常だったが、Satellitesは売上手数料の一部を直接開発者に還元し、持続性の高い体制構築を目指す。

また、BlockBase社は近日中にSatellitesのミートアップ、ハンズオンの開催、今後のリリース予定を含めたロードマップの発表、機能拡張など、コミュニティづくりに繋がる施策の実施を予定している。