仮想通貨(暗号資産)ニュース

リップル28位・Coinbase29位=米国の注目スタートアップTOP50

LinkedInが国別のスタートアップ企業を格付け

(LinkedInの発表資料より引用)

LinkedIn(リンクトイン)は9月4日、各国の注目スタートアップ企業のランキングを発表した。対象国は日本をはじめ、米国、英国、オーストラリア、中国など、各国版を公開している。米国版のスタートアップ企業TOP50には、リップル社が28位、仮想通貨交換所を運営するCoinbase社が29位に選ばれた。

今回のスタートアップランキングは、リンクトインのデータを元に、社員の伸び、企業と社員への興味、求人への関心、主要企業からの人材の流入を評価している。

有力人材の獲得という観点では、リップル社は9月3日に、政府との調整役として、米下院議員の補佐官を務めていたロン・ハモンド氏を登用している。2019年6月には南米進出も発表しており、その関係での人材獲得もランキングに反映されているだろう。また、新たな提携先の獲得など事業の報告を同社サイト上で逐次行っており、実態が見えやすいことからも求職者の注目を集めていることがうかがえる。

Coinbaseは、米国最大手の仮想通貨交換所。日本への進出にも意欲的で、国内法人を立ち上げて仮想通貨交換業の登録準備を進めている。Facebookの仮想通貨Libraを運営する合弁会社にも参画しており、最近は国内でも露出の機会が増えている企業だ。資金調達額は5億2500万ドルにも上り、スタートアップ企業としては世界でもまれな規模へと発展している。