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イーサリアム財団、ノード運用ソフトGeth v1.9.3を公開

次期アップデート「イスタンブール」に対応

  • 高橋ピョン太

2019年9月5日 06:00

（Image: Shutterstock.com）

Ethereum財団は9月3日、Ethereum（イーサリアム）のノード運用ソフトウェア「Go Ethereum」（Geth）の最新バージョン1.9.3を公開した。Gethのバージョン1.9.3は定期的なメンテナンスリリースとなる。今回のアップデートにより、Ethereum次期ネットワークアップデート「Istanbul」（イスタンブール）における6項目の改善提案EIPの実装が完了した。


    【イスタンブールで実装するアップデート項目】
  • EIP-152
    EVMへのBLAKE2b Fプリコンパイルの追加
  • EIP-1108
    alt_bn128プリコンパイルにおけるガス代の削減
  • EIP-1344
    EVMに現在のチェーンIDを返す命令コード「ChainID」を追加
  • EIP-1884
    木構造のサイズに基づいたEVM命令コードのガス代調整
  • EIP-2028
    トランザクションのCalldata内のガス代を1バイトあたり16ガスへ削減
  • EIP-2200
    EVMのSLOAD命令のガス代変更に伴うSSTORE命令のガス代の再調整
    EIP-1283とEIP-1706を統合した代替案

バージョン1.9.3はGethの公式サイトよりダウンロード可能だ。