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オランダ中銀、仮想通貨事業者に登録制導入

取締役会と株主も審査対象

(Image: Shutterstock.com)

オランダ中央銀行(DNB)は3日、2020年1月10日から仮想通貨交換業者と仮想通貨ウォレットプロバイダーに登録制を導入し、管理下に置くと発表した。

DNBは2018年7月に施行された第5次マネーロンダリング指令(AMLD5)とオランダの法律に基づき、金融犯罪に悪用される恐れがある仮想通貨関連ビジネスを監督すると表明。仮想通貨交換業とウォレット提供には登録が必須になると説明した。

登録にあたっては取締役会のメンバーと一部株主も審査対象となり、DNBはマネーロンダリングやテロ資金への資金流入を防ぐ対策を取っていることを確認したうえで、登録を認めるとしている。

DNBは今後数か月かけて、ルールを整備すると説明。国内の事業者に対し、できるだけ早期にDNBに連絡し、情報交換を行うことを求めた。

オランダの財務相と法務・治安相は7月、仮想通貨に関する規制を含んだマネーロンダリング(資金洗浄)防止対策の行動計画を議会に提出した。今年1月には、オランダ財務省が、DNBとオランダ金融市場局(AFM)から仮想通貨に対する規制を導入するよう提言を受けたと明らかにしている。