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国内仮想通貨ユーザーのリップル保有量、10月は前月より220万XRP減少

相場堅調のため評価額は121億円増。BTC・BCH・LTCも同傾向=JVCEA調べ

(Image: Marc Bruxelle / Shutterstock.com)

日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は11月29日、同協会に所属する会員の取引データに基づく月次統計資料の最新版を公表した。資料によると2019年10月末時点において、国内交換所の利用者が保有する仮想通貨の評価額は、第1位がBitcoinと7か月連続で首位をキープ。第2位はRipple、第3位はEthereumと続く。この並びは2019年4月以降変化していない。第4位以降のBitcoin Cash、Monacoin、Litecoinの順位は、統計開始以来変わっていない。2018年12月から2019年3月まで、首位はRippleだった。

国内仮想通貨交換所の利用者が保有する仮想通貨現物の評価額推移(JVCEAの集計を元に作成)

国内仮想通貨交換所の利用者が保有する仮想通貨について、2019年10月末時点における保有数量と評価額は以下の通り。9月からの推移では、保有量がBitcoin・Ripple・Bitcoin Cash・Litecoinは減少、Ethereum・Monacoinは増加した。しかし、10月はMonacoin以外の仮想通貨の相場価格が上昇したことから、評価額は軒並み上昇しているのが特徴だ。

Bitcoin(ビットコイン)の現物保有量は15万3533BTCで、評価額が1534億6300万円。証拠金取引は建玉が1万7661BTCで、評価額が178億1700万円。

そのほかの主要仮想通貨については、現物保有状況のみを公表している。

Ripple(リップル)は29億8684万8889XRPで、評価額が953億400万円。

Ethereum(イーサリアム)は114万2158ETHで、評価額が224億8200万円。

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)は31万9903BCHで、評価額が97億9900万円。

Monacoin(モナコイン)は5105万7423MONAで、評価額が62億1200万円。

Litecoin(ライトコイン)は46万9719LTCで、評価額が29億6300万円。

利用者の全体口座数は、設定口座が312万548口座、稼働口座が196万2087口座。そのうち証拠金取引の設定口座が228万2110口座、稼働口座が57万5406口座となる。

JVCEAは仮想通貨の取引理解の一助として、協会会員各社の取引状況を集計。みなし業者を含む国内の仮想通貨交換業者20社が提出する取引状況を合算し、2018年12月から2019年10月までの月次統計資料として公式サイトで公表している。